準備は…万端! 「…母上、親父殿、宏輔、フクくん……。」 玄関先……、 見送りに来た家族との別れを…惜しむ。 「…7時だ。それ以上は待てないからな。」 宏輔の真剣な瞳に、 「ええ、…必ずや戻ってきてみせます。この土地に……!」 私も真摯に応える。 (注:三船家にはツッコミ役はおりませんので悪しからず) ……妙だわ。 こうも簡単に外出を認めるだなんて。 彼の思惑はわからないけれど…… ともあれ、黙って見送ろうとするその心意気は認めてあげようじゃない。 「……では…、行って参ります!」