「……コラ、『いつほ』~ダメでしょ?お兄ちゃんにおならしちゃ。」
おばさんは顔をしわくちゃにして……怒ったフリをした。
「…『いつほ』?…『お兄ちゃん』?」
「…そっか、宏輔くんは初対面だったもんね。この子の名前は『いつほ』って言うのよ。『一』っていう漢字に『歩く』っていう漢字で一歩(イツホ)。」
「おばさん、それは『いっぽ』って読むんだよ?」
「………。ふふっ、いいのよ、『いつほ』って読ませてちょうだい。」
「…………わかった。」
この………
ふにゃふにゃな宇宙人は『いつほ』。
僕は『お兄ちゃん』。
二人の出会いの第一歩は………
こんな風であったと記憶している。


