恋はいっぽから!




「宏輔くんも抱いてみる…?」



「……エ。」


「そうね、抱かせてもらいなさい?」



「……ええっ?」






強制的にベッドに座らされ……





おばさんが軟体生物のお尻を、そっと僕の膝の上に置いた。




「宏輔くん、ここ……、首の所をしっかり支えてあげてね。」



「…何で?」



「まだ首がすわってないから。力が入らなくてガクンとなってしまうの。」



「へー。」



首が「座る」という表現に、些か疑問を抱いたが……、


如何せん。



緊張の方が上回っていた。



何せ未知の生物との、初めての……




接触!




しっかりと腕で首元を支えて……


初のコンタクトに挑む。







おばさんの手がそっと添えられたままだったのが不満だったが、



ずっしりと重たいソレに……



僕は、身動きすらとれなくなった。





しかも………



生暖かい。





途端に、



そのお尻から「ぶぶっ」と振動が伝わる。




「………?!……お…、おならした!」



思わず手を離そうとしたけれど…。




それがいかに危険な行為であるかくらいはわかっていた。




僕がぐっと堪えて我慢すると、




「…あちゃ~……、ごめんね、宏輔くん。」




あばさんの手によって……




ソレは離れていった。



膝元が……急に寒くなる。


それに、ちっとも臭くない。