恋はいっぽから!




「何でお前ばっかモテんだよ。」



寺澤が…小突いてくる。



「そう思うなら誘うなよ。」


「バッカ、お前の写メで釣ったんだから仕方ないんだよ。」


「は?何でそんなモンもってんだよ。」


「隣りの席の特権だね。」


「あっそう。(イラッ)」







二人の会話をかじりつくように聞いていた女子の皆さん。




「他に写メないの~?」



ニシハルの教師姿に興味津々!




わらわらと寺澤へと…集まって……、



その隙に。




ニシハルは彼女らから少し距離を計ると……。



携帯を取り出し、じっとその画面を見つめた。




「…………。」



何やら……



考えているようだけど……?








「……仁志くん?」



そんなニシハルの様子に気づいた女性が、彼に声を掛けた。




「…………ナニ?」



同時に、パタリと携帯を閉じる。




「ケータイ。…私と同じ機種。」



「サオリちゃんもコレ?」



「うん、色違い。」



名前を呼ばれた女性は、少し顔を赤らめながら…


自身の携帯を取り出した。




「ねえ、メアド教えて?…交換しない?」




「………。ダメ、教えない。」



「何で?彼女いないんでしょう?」




執拗に食い下がってくる女に…彼はニッコリ笑うと。




「いるかもよ?」




…そんな事を言ってみた。




チラチラとその様子を見ていた寺澤が、

「そいつは悪いオトコだからなぁ…。サオリちゃん、気をつけろよ~?」

何ともいいタイミングで…突っ込んできた。





「確かに。来るもの拒まず、奴の毒牙に掛かった女が今までどれほどいたか……。」



沖山までもが、加勢する。




「オイ(イラッ)、いつの話してんだよ。」



ニシハルは…


ついつい応戦!




「いつって…俺らの青春時代?いい女はみんなお前に持っていかれたもんなぁ…。」




「………。そりゃお前らが好きな女をちゃんと縛り付けておかないからだろ。(ニヤリ)」




アラアラ、Sモード全開よ…?