個室の狭い空間は、男女の仲を次第に深め……
各々に、席を移動しては会話に花を咲かせていた。
上機嫌になった寺澤においては…、部屋にあるカラオケで、流行りの曲を歌って…その場を盛り上げていた。
さて。もちろん、ニシハルの周りには……
綺麗所がしっかりとマーク。
「…仁志くんも先生してるんでしょう?意外だなあ。」
「…そう?」
「こんなに顔がいいと女子高生がほっとかないでしょ?」
「あ~…どーだろーね。本気で来るのはまずいないな。」
ただひとり、除いては。
「そうかなあ?私が生徒だったら絶対本気になっちゃうけどな。」
そう言って、徐々に二人の距離を縮めてくる女を…
ニシハルはじっ。…っと見つめた。
「あれっ。生徒じゃなかったら本気にならない?」
「………!!」
天然Sも困ったもので……
女性陣のハートに火をつけてしまったけれど…、
彼は相変わらずマイペースに飲み続ける。


