一方のニシハルは…… 「『でし』って……。」 ………爆笑していた。 「随分と可愛がってくれてるみたいだなー…。」 「…………!…まあね。今や可愛くて仕方ないし。」 「………。ふーん…、まあちょうど良かったよ。貴方と二人で一度話してみたかったんだ。」 「………俺も……。」 12月。 クリスマス間近のこの日……。 それぞれが、それぞれの想いを交錯させながら…… 夜は……、 更けて行ったのです。