「あの。おそらく人違いかと。(バッサリ)」
……先生。
人違いじゃあないです、この方は、私と貴方のことを……。
「……ん?」
ここにきて……、
ハタ、と気づく。
そういえば私……、
ああ……っ!やっぱりそうだわ!
私……、フラ〇デーされたことを、先生にお伝えしていなかったわ…!!
ダラダラと……
冷や汗が流れてくる。
そんな私に、ニシハルは気づかない訳もなく…。
横目でじー…………っ……………………………。
「………………。」
母上は何かを悟ったのか否かは判らないけれど……。
「暗くなったから送って下さったのですね。…ありがとうございます。」
急にキリっとした顔つきで…
丁寧に頭を下げた。
「いえ…、送ってきたのは事実ですが…今日はどうしてもお話したいことがありまして。」
「………。一歩の成績のことかしら…?あら、私ったら玄関先で長話を…。ごめんなさいね、さあ、どうぞおあがりになって下さい。」
「……。ありがとうございます。お邪魔します。」


