「…あなたも変わってますね。」
「そう?女見る目には自信があるけど。」
「……………。」
な、何かしらこの雰囲気……。
フクくんの猫目に…何やら吸い込まれていきそう。
「………。ちょっとごめん、電話~。」
私たちの沈黙を切り裂くように、莉奈ちゃんが携帯を片手に……席を立った。
そのまま個室を出て行く。
「……一歩、この辺で俺ら一緒に抜けない?」
「…ええっ。」
「だってホラ。アンタの友達いい雰囲気じゃん?邪魔しちゃ悪いし。」
「……ですが…。」
……と、そう言いかけた時。
ガチャリとドアが開いて……。
「……いっぽ、ちょっとこっち来て。」
ドアの隙間から、莉奈ちゃんが手招きした。
「……?フクくん、話の途中でごめんなさい。」
私はそう断ると……、
莉奈ちゃんが待つ、ドアの向こう側へと……
急いだ。


