私と莉奈ちゃんは、クラスの女子の方々と共に……
カラオケへと向かっていた。
「ああ、ドキドキするわ。」
初めてのカラオケ……。
ついに……!!
口パクパフォーマンスではごまかせない、本物の歌声を聞かせる時がきたのね…!!
「私は違う意味でドキドキするけどね。」
莉奈ちゃんが、真っ赤になったその手を擦り合わせて……
ボソリと呟いた。
「……何故ですか?」
「いっぽ気づいてないの?」
「………?」
「あの赤い車……、宏輔さんじゃないの?」
「………?!」
な……
なな、なんと……!!
くるりと振り返ってみると。
真っ赤にも~えた~♪
宏輔さんが~♪
真冬の道を~♪
ついて来ているのぉ~♪
(注:美〇ひばり風に歌いあげて下さい)
「……愛されてるねぇ、いっぽ。てか、おちおち出掛けてもらんないわねぇ……。」
「………。仕事はどうしたのかしら。」
「……確かにね。」
相模宏輔に……死角なし?!
「二人共~、ドキドキするのは…これからだよん♪」
クラスメイトの土岐さんが、意味深な笑みを浮かべた。
「「…え……??」」
これから一体……、
何が起こるというのでしょう……?


