莉奈ちゃん、
せっかくの二人きりのチャンスを……
蔑ろにしてしまったかしら。
それでも……。
あの日以来、
先生が2人の関係を莉奈ちゃんに話した日以来……、
こうやって、彼女はさりげなく気を遣ってくれる。
ニシハルノートのやりとりも然り……、
会えないことへの寂しさを紛らわせてくれるのは……、
いつもいつでも、
莉奈ちゃん……、
高津くん……、
二人の存在であった。
あとの問題は、というと……。
「……!メールだわ。」
ポケットから携帯を取り出して、メールを確認する。
件名:さっきは
本文:仁志先生と何をし ていたのかな~?
「…………。」
……宏輔である。
件名:Re
本文:話していただけで す。それより、今日 はカラオケに行って 来るので迎えはいり ません。
7時くらいには帰り ます。
……送信っ……、と。
彼の目が光っているうちは……、
恋人らしいことなんて、できないかもしれないわ。
一度くらい、先生とデートをしたい。
そんな囁かな願いは……
叶う日が来るのかしら。
「クリスマスイヴ……。」
……本当に、
先生と二人きりで……
会えるのかしら……?


