恋はいっぽから!





「へぇー。」





ふふん☆


合コンなどに行ったのですから…


このくらいの意地悪くらいいいでしょう…?






「三船について行ける男がいるなら、見てみたいもんだな。」




「…………!」



そうきたか……!





「そうね、一人くらいそんな殿方がいるかもしれないわ。」



そう……、あなたのように……!




「ふふ…☆お持ち帰りされたらどうしましょう。」





「………………。」





途端に彼は……



真顔になる。





「三船って、そんな奴だっけ。」




「…………!」




「お前は真面目な生徒だと思ってたのにな。」




「……え?」




冷たく言い放たれたひと言。



ただの、先生と生徒の会話に過ぎないかもしれないけど……。




先生との距離、人一人分……。



それが、もどかしく感じてしまうほどに……




距離を置かれてしまったような感覚……。








「…ニシハルになら、お持ち帰りされた~い!」



タイミングを見計らったかのように、後ろから先生に腕を絡めて…甘え始めるお姉様方。




「お前らは男に媚びすぎ!悪い女になるなよ?男なんてみんな俺みたいに紳士な奴ばっかじゃねーんだから、簡単にそんな台詞使うな。」




「ニシハルは特別だよぅ!」



「マジで?襲っていいの?」





キャーキャー
キャーキャー………




黄色い声を出しやがって……。






私はマフラーをとって、



女子と戯れるニシハルに近づくと……。






「なんだ、三船。ヤキモチか?」




悪びれなく顔を覗き込んでくる、そのタイミングを逃さずに………!







「………痴漢…、撃退…!☆」





マフラーをぐるぐる~


ぐるぐる~…………。




最後に、




ぎゅううっとひっぱって。



「誰が痴漢だよッ!」


苦しそうに咳込むニシハルの顔を……



ビシッと指さした。






「……2013年、ニューイヤーの撃退法。蛇のとぐろ巻きよ。」




「は?(イラッ)」




「………。咳が出るようなので、ソレは先生に差し上げます。首元温めるだけでだいぶ違うわ。」


(注:咳込んだのは、マフラーが苦しかったからです)