「早速……書いてみるわ!!」
意気込んで筆を執るけれど……。
「「……………。」」
「……見ないで下さいますか?」
「「は~い。」」
いざ、思いの丈をここにぶつけようとしても……
言葉が出て来ない。
「…………う~ん。」
窓の外を眺めては……物思いに耽る。
「…………………。」
今日も…
雪が降っているわ。
「まずは愛の言葉から……!…………ハッ…、あれにしましょう!」
……………
………………
……………………………
「………ふぅう~…、完璧…☆」
「随分長文だったな。」
高津くんがひょいっと覗き込むのを……
莉奈ちゃんが阻止する。
「積もる乙女心よ。見たら犯罪だから。」
「つまんねえな。どれ…、じゃあ今日は俺が行って来るから。」
「待って。カムフラージュに私の数学のノートも持って行って下さらない?」
私は高津くんに…ニシハルノートと、数学のノートを手渡す。
「目くらましにいーかも。私のも持って行って。」
「つまり…、俺のもか。」
結果、
高津くんは合計4冊のノートを抱えて……。
「…じゃ、ちょっくら行って来るわ。」
職員室へと……
向かって行った。


