恋はいっぽから!




「ただでさえ変人なのに、拍車をかけて挙動不審になるわ、浮き沈みは激しいわ……。これ以上傷つけたら、ますます変人道まっしぐらじゃないですか!!」



「………。もしも~…し、莉奈ちゃん??」



何やら……複雑だわ。





「…そんな最低な人だと思いませんでした。いっぽのこと気になる癖に…、応えられないのなら、私の時みたいに……ハッキリ伝えるべきです!」



興奮して息を荒げる莉奈ちゃんの肩を……、



先生は、背後からぽんぽんっと優しく叩いた。




それから……。





「太田の言う通り。俺は最低だ。だから……」




不意に先生の手が……




私の頬を両挟みする。




「……えっ。」



ぐいんと後ろに……



体を反らされて。







「……だから…、生徒に手ェ出した。」




「……………??!!」






先生の顔が……


ヌッと近づいて。






なんと、莉奈ちゃんの前で……、








き、キス…………!!!








「な……何するんですかっ!ハレンチ教師っ!」



バチン☆



「……いってぇ~な!暴力女!」



「あなたに言われたくありません。それに…、これはさっきの仕返しです!」



「今頃かよ?」



「…………。……って。………先生、莉奈ちゃんが固まっているわ。」



「え。こんなのまだ序の口なのに。…どーせならもっと濃ゆいのお披露目しとく?(ニヤリ)」



「むむむ……、無理ですっ。」





しばらくそんなやりとりを続けていると……。






「……………いつから……」





「……え?」




「いつからなの……?」



莉奈ちゃんが、か細い声で……



呟いた。





「え…ええと…、先生の誕生日……。」




「!なら、告白上手くいってたんじゃん!」




「…………。」




「…あんたが上手くごまかされたなんて言うから……!だから、てっきりまだヤキモキしてるんだと思ってて…気づいてもやれなかった。」



「……ごめんなさい。莉奈ちゃん…、全部全部、私が悪いのです。私がちゃんと言わなかったから……。」