恋はいっぽから!





さすがに足はフラフラで……



よたよたしながら、次第に遠くなる莉奈ちゃんの姿を……



追い続ける。





「ふわふわするわ……。あ、これこそ『蝶々サンバ』。………足がおぼつかない。…あ、まさに『ジグザグサ〇バ』。」
(注:ええ、まだ例のネタは続いていたのです)









それにしても。






莉奈ちゃんが向かう先は……?






「少しくらい止まって聞いてくれてもいいじゃない!」





「今更ナニ?言えないことに対する言い訳?!……ウザっ…。」





「…………!!」




今のはさすがに莉奈ちゃんでも………




カッチ~ン……☆







「…違うわ、莉奈ちゃん。そうじゃなくて……」




…と、そこまで言い掛けた時。





彼女がピタリと足を止めた。







「……残念ね、いっぽ。さすがのアンタでも……ここでは何もできないでしょ?」




ドアに手を掛けて………






ガラリとその扉を開いてみれば…。





待っていたのは、




一斉に集まったクラスメイトの熱視線と……






「おかえりー。」





黒板に向き合ったまま、私達に声を掛けてくる……





ニシハル。






「「…………。」」




た……、確かに今ここでは……



言えないわ……!!





「お前ら無視か。感じ悪ィなあ~?」






そう言った先生の視線が……






私のほっぺたへと向けられた。







莉奈ちゃんは無言のまま席に着き、




私は……………、






「………ご……、ごめんなさいッ!!」




先生に向かって平謝り。







「あ?何が?」





……え。何がって……。






「授業に遅れました。」



「……あっそう。」




………?!





「…そのことなら。さっき小松先生が事情説明に来たぞ。」




「………?小松先生とは?」



誰かしら。




「………春日の……」



「……!ああ、お局様ね!」

(注:N〇K大河ドラマ「春日の局」より)







……ちょっとだけ……




いい所あるじゃない。