恋はいっぽから!







廊下の角で……。






「三船さんっ?!」




運悪く……




お局様に、遭遇する。





「……授業が始まるわ。確か5組は数学だったはず……。」




「………ええ。存じ上げております。」




「では、どこに行くのですか?そっちは教室とは逆方向……」




「……俺たちゃキリキリマイなので、ここいらで失礼します。」




「…………?は?」





「キャプ〇ン翼をナメないでください。」




「………?!」






「ふふん……☆またしても乗り遅れですね……!」






「…………。また…サボる気ね?あなた、数学の単位がギリギリだってわかってるの?!」



「…………!!」




「……どこまで仁志先生の顔に泥を塗る気?」





「……え…?」




先生の顔に……


泥を……?








「何もわかってないのね。仁志先生に聞いてないの?」




「………。」




「自重なさい。自分の置かれている立場を知って…、わきまえなさい!」





「…………。仁志先生に…伝えて下さい。」




「……ええっ?」




「『先生には二度と迷惑は掛けません。三船一歩は必ずやもどります』、と…。」




「自分で言いなさい。」




「言いたいのは山々ですが……、今、この瞬間を…逃す訳にはいかないのです!」




「………?あなたの都合で学校が動いているわけではない。」




「それでも!今ここにいるのがもし仁志先生だとしたら……、私に『行け』と言ってくれるはず……!」




「………!!仁…仁志先生が…?」




「ええ。なぜなら彼は私を……、生徒を信じてますから!」




「………!!!!」





「……これを聞いても……貴方は私を引き止めるというの……?」






「……………ッい、…行きなさい。」




「ふふ……☆これで仁志先生からの好感度は……アップね。」






三船一歩、まだまだ純粋な17歳は……







先生事情は………





…お見通しです。(ニヤリ)