恋はいっぽから!






教室の……片隅。



コーナーにもたれかかるようにして……



椅子にすわり、



ガクリとうなだれる私は……、





「燃えたよ…。まっ白に…燃え〇きた……まっ白な〇に……」






そう……、






「立て!立つんだ、三船ー!」



気分は、
三船「ジョー」。




ええ、有名ボクシングアニメの主人公であります。





うふふ……、


同じボクシング漫画の「はじめの〇歩」じゃないって?


それはストーリーの都合上、致し方ないのよ。







「ようよう、いっぽさんよ!何を朝からうちひしがれてやがる!」




……莉奈ちゃんの叱責の声にも反応できないくらいに。









さっきのジャブは……




じわじわとダメージを大きくしていく。

(注:ニシハルによるビンタの話です)










「……ねぇ…、なんだか朝からすっごい噂なんだけど…?」



「…………?」



「三船一歩が赤いフェ〇ーリに乗せられてきて…、彼氏とチュウしてたって。」




「…………!!」




なんと……、




噂までもが、宏輔を彼氏と……!?



しかも、キスのくだりがちょっと変に解釈されてません?



「それって、宏輔さん?」






私は……



黙ったまま頷く。





「……マジか!ぅきゃ~、赤いフェ〇ーリ、大人イケメン……!どんだけいい男なのさ?ってか、会いたかったぁ~…!」





「…………。」



莉奈ちゃん、本気で悔しがっているわ。






「…………。……で?なぜにそんな埴輪みたいな顔してる?」




「………。…はにゃ…ふにゃ…。」





「……なにその返事?」





「(ムッ)知らないのですか?埴輪と言ったら『はに〇る王子』です!」




「………?」

(注:教育テレビにて昔放映されていました。)