「……アンタ、何泣かせてんの?」
ニシハルが……
その手を、振り払った。
「………?!先生っ…?!」
何が……
起こっているの?
「……貴方こそ、なぜわざわざ戻って来られたのです?」
両者の間に………
バチバチと火花が散る!
いいえ……、
コレは。
火柱……?!
「………ハッ……!」
エース(宏輔)VS赤犬(ニシハル)……!!!
(注:某有名海賊漫画の名場面です)
ちなみに私はエースのファンだけど。
(作者もです。)
この場合の勝者は……!!
「ウチのカワイイ生徒を泣かせる奴は…、いくら彼氏と言えど許せねぇなあ……?」
先生が宏輔の胸倉を掴む!!
ああ…、メンチ切ってるわ!
元ヤン丸出し……!?
「………ぱらりらぱらりら~…♪」
「「………?!」」
「ヤンキーと言ったら…、暴走族よ。」
(注:いっぽは多少時代錯誤しています)
「「…………。」」
「……赤イヌさん(ニシハル)。エースを倒すのだけは…ご勘弁ください。」
「あ?(イラッ)」
「ですが……、そのぶっこみ具合はたまりません。」
「…………??」
「ですから、私と一緒に、盗んだバイクで……走り出しましょう……?」
「………三船……?」
驚く先生の腕をガッチリと掴んで。
「エース殿(宏輔)……、命拾いしたわね。」
そう、ひと言告げて……、
「先生っ、行きましょう!」
「……?!」
「盗んだバイク(フェ〇ーリ)に乗って☆」
ぐっと腕を引くけれど。
「………?先生…?」
先生は、びくりとも……
動かない。
その代わりに、
パチンっ!!
……と乾いた音が響いて……
「…………?!」
私は………
じんじんと痛む自分の頬に……
そっと触れた。


