コソコソ話す私達を怪しんでいるのか、
「なんだ!何の話だ!」
親父殿が…語気を荒げた。
「やだな、おじさん。一歩達はまだ付き合ったばかりだから…いきなり両親に挨拶だなんて、ハードルが高過ぎるよ。もっとフランクに気楽にさ、そうだな……、僕あたりがちゃんと見極めますよ。」
「…………!!!」
ふん……
堅物親父がそう簡単には譲ら……
「……ウム!」
簡単だっ……!!
「じゃあこんな破廉恥な写真は撤収しましょう。」
いそいそと写真を剥がして……
「…会う日が楽しみだなあ…!」
ニッコリ笑う宏輔に。
ゾクリと背中に……
悪寒が走った。


