その理由とは。
リビング中に貼付けられた……
ある、写真………。
やってくれたわ。
やってくれましたね。
宏輔の……
先制攻撃!!
「ここに写っているのは…、お前と……、誰だ?」
「…………。」
確かに。
そこに写っているのは……
抱き合っているカップルの写真。
「………。誰でしょう?」
私は……
口笛吹き吹き、知らないフリを決め込む。
「…このふざけたパジャマはお前くらいしかいないだろうッ!」
「…あら、本当?」
「しかも…、これは昨日のモノだろう?なにせ雪が降ったのは昨日が初めてだったからな。」
「………チッ…、バレたか。ええ、でもこうして見ると…、なかなかお似合いのカップルね。(ポッ)」
先生の顔がハッキリ写っていないのが……残念なくらいだわ。
そうそう、それに……。
このくらいで動じていたら……
お先真っ暗よ。
「頬を染めるな!この男は誰かと聞いているんだ!」
「………。親父殿…、野暮なことはお聞きなさんな。この方をどなたと心得る?!」
「…だから、誰だ。」
「恐れ多くも、後漢の丞相…、曹操殿にありまするぞ!!」
「……………。」
「…信じてないのですね?」
「……誰だ。」
「別称で言えば、『彼氏』なる者です。(アッサリ)」
「ほ~う……?それはそれは…。人ん家の前で、随分と大胆なマネを…!大層お盛んなことで……。」
はっ……!
大変!
背後に……怒りの炎が……!
「…………。火拳の…〇ース?!」
(注:某有名海賊漫画の…主人公の兄貴です。)
とにかく…、怒りを鎮めなくては……!
「何もやましいことはありません。貞操は守っております。彼とは……真面目に付き合っているの。初めて、自分から……『身』も心も捧げたいと思ったお方なのですから。」
「……『身』も……?」
……しまった!
火に油を注いでしまったわ。
「……そんなに大事だと言うなら、ちゃんと紹介してくれるんだろうなあ……?」


