恋はいっぽから!








「……大変申し訳ないのですが……」



「………?」



「三船一歩、ただいまをもちまして………第一次反抗期に突入いたします!!」




「…………?!」






大好きな宏輔に歯向かうのは心苦しいけれど……、



解ってもらえるまで……






イツホは兄離れをするわ!!
(注:「従兄弟」です。兄ではありません)







「へぇ…、お前は本気なんだ……?」




「ええ!いずれはお嫁さんにしていただく予定ですから。」



「はあ?何もかもすっ飛ばしてプロポーズされたのかッ?!」




「残念ながら…、願望よ!」





「「…………。」」








「ふ……ん。それくらいで俺が怯むとでも?」




「…………。」




「お手並み拝見といこうじゃあないか。」



「……!のぞむところよ。」



「…お前と…、ソイツの絆がそんなに強いというならば……、多少の邪魔が入るくらい、なんてことないよなあ?」



「……!ええ!」





……はっ…!
しまったわ!




そんなことを言ったら…!





「…クリスマスも正月も……お前らにはないと思っておけ。」



「……!それはお生憎ね。初めから約束なんてしてないわ。」




「………。もうすぐなのに?」




「……!それが何か?」




「滑稽だなあ。それは。」




「………!」




「どんなものか…、楽しみにしてるよ。」





「………ええ。今より…私たちは、敵同士よ!」











……言った側から……。





すぐに後悔の念が押し寄せてくる。






「じゃあ、仲良しキョーダイとしては最後の晩餐か…、お互いせいぜい楽しもう。」





彼は言葉とはうらはらに……





ぽんっと優しく私の頭に触れて。



それから……




家族の輪の中へと…、





戻って行った。