恋はいっぽから!






「……きゃああ~、本当に?!」





嬉しさの余り……




私は宏輔に抱き着く。





「長かったなあ…、もう毎日心配で仕方なかったよ。」




ぎゅううっと力を込めて抱き返して……、



その大きな手で、私の頭をぽんぽんっと叩く。






先生がよくする…スキンシップ。



けれど先生以外で……



こうされて嬉しい人なんて、他にはいない。






私をいつでも見てくれて……



温もりを与えてくれる人……。


間違いのない安心を、もたらしてくれる人……。








不意に……




あの時、莉奈ちゃんが言った言葉が……




脳裏を過ぎった。






『へぇ~。な~る、いっぽの男の好みのルーツなんだあ、そのコウスケさんて。』






「……え……?」



「ん?」








じっと……




宏輔の顔を見つめる。







確か高津くんが宏輔のことを…


『こんな感じ』って、ニシハルを指さした。







二人は……、似てるの?




大好きな宏輔に似てるから……






先生を好きになったの……?