この日の三船家の晩餐は……
超豪華な料理のオンパレード。
「母上……、見栄を張りましたね?」
「まあ!一歩ちゃんてば冗談がお上手!」
(注:母は節約家です)
それは……、そう、
まるでクリスマスパーティーのように。
華やかな歓迎会。
私は七面鳥にかぶりつきながら……
家族の嬉しそうな顔を、じっと見つめていた。
「…………。」
そうよ……。
もうすぐ……、クリスマスがやって来る。
さっき、車から見た街中では。
キラキラ輝くイルミネーション。
それに魅了されたかのように…、行き交う人々が、立ち止まったり、軽い足どりで歩いていく様を…
ぼうっと見守っていた。
恋人達にとっての一代イベント。
私は……
先生は……
やって来るその日を、どうやって迎えているのかしら…。


