その、莉奈と俺の間に……
にょきっと何かが…
飛び出してきた。
「……………!」
俺の額に触れたのは……
「……ないようね?」
「…………。」
三船の………
温かい掌だった。
「……何?」
驚きの余り、
ついつい真面目に反応してしまう。
「余りにもぼうっとしてるから…、もしかして、熱でもあるのかと。」
「…………。ねえよ。」
こういう所だよな……、
俺が男として意識されてないって感じるのは。
フツフツと………
邪な気持ちが込み上げてくる。
熱を帯びたその手は、
ついさっきまで……
誰に触れていた?
冷え症の癖に。
いつも手を擦り合わせている癖に…。
あの密室で……
何してたって言うんだよ。


