恋はいっぽから!



「あなたの様子がおかしい。…そう言ってた。ついでにアナタが隠れる場所なんてお見通しだったわよ。だから…、男の浅田先生じゃ駄目だから、私に白羽の矢が立ったワケ。これでも養護教員だし……、信頼されてるのよね。」




「……なるほど。して…、その報酬は?」




「ケーキバイキング。…………。って、ヤダ、冗談よ?」




「…ふふ…、ニシハルが考えそうなことね。人を物で釣ろうだなんて、そんな単純な……」



「……てか、女ゴコロをくすぐるのが上手よねー、彼。」




「…………??!!」



「…あの、『頼りにしてる』っていうひと言で…私としたことがついつい突き動かされてしまった。」





「…こ、紺野先生?」




「仁志くんの性格わかるなら、アナタも少しくらい素直になることね。こうしている間にも…、彼は色んな女性に囲まれてるのよ?生徒だったり、年上の先生(お局)だったり……。……嫌じゃないの?」





……………。

ほわわわ~ん…(想像中)







「…………嫌です。」




「…私もね、彼に恋した女の一人だから……アナタの気持ち、よくわかるわ。」





「…………!」





魔女が……、ニシハルを?!





「手に入れたいと思うなら……、まずは素直になりなさい。そんな意地っぱりじゃあ…仁志くんは振り向いてくれないわ。」





「…………。」




「…『授業には出ろ。』……仁志くんからの伝言よ。」