……なのに……、
「……三船!」
残念ながら……
見つかってしまう。
「待てよ、ニシハル。」
「………!」
「何でアンタがあいつを追おうとする?」
「………。面白いから。(キッパリ)」
「…………。や。それはわかるけど……。」
「からかい甲斐があるだろ?」
「………。それもわかるけど…。」
「…なら、気になるから。」
「……え……?」
「………って言ったらお前ライバル心向きだしにするだろ?」
「…は?」
「…賢い選択をしなきゃあな。…お前も……、俺も。」
「………!」
「…て、ことで。もうHR始まるぞ。アソコにいるのお前のクラスの先生だろ?」
「げ。」
「……じゃあな。お前はもう教室に戻れ。」
「……あんたは?」
「………。俺は…、あいつを連れ戻してくる。」
「…結局行くんだ?」
「当たり前。俺は『教師』でお前らは『生徒』。黙って見過ごす方が…おかしくないか?」
「………。それって卑怯じゃん?」
「何とでも言え。俺はただ…頭にきてんだよ。」
「…………。」
「『教師』を無視する生徒に。」
「………なあ……、ニシハル。」
「ん?」
「そんな立場ばっか気にしてたら……、いつか足元掬われるぞ。」
「…………。そりゃご忠告どうも。子供に心配されるくらいなら…、初めから、こんな面倒臭いことはしない。」
「…三船一歩だって、まだ17だし子供だぜ?」
「……馬鹿だな、お前。」
「……はあ?」
「違う立場に立てば…、そんなんどーでもいいことだし。」
「……!それって……、アンタ等ってやっぱ……」
「…さあ?」
「……けど、俺は諦めるつもりないよ?前に言った通り……、おとしてやる。」
「…やれるもんなら…やってみろ。」
「…へぇ~…、いいの?そんなこと言っちゃって。壊すのは…簡単なことだと思うけど。」
「…………。」


