恋はいっぽから!

確かに……正論だ。







恐る恐る……、



ゆっくりと背中を伸ばして。



窓の下の方から……




目だけを覗かせる。









「…………。」





ニシハルは……、




ふっと笑うと……。








「………勉強しろよッ!」





何故か……





叱責の声を上げた。





「…………?!」





わざわざ人を呼んでおいて……




なんっじゃそりゃぁあ~?!






やっぱいけ好かない!







私はぐるんと奴に背を向けて、ずかずかと自分の席に戻る。






「………。一歩。」




莉奈ちゃんが……後を追って、私の隣りの席に……



腰を下ろした。




「……今の反応はなに?……てか、ニシハルと何かあったの?」



「…………!」




な……、


なんかあった訳ではないけど……。




「……し、知らない。」




「………。ふぅ~ん。でもさっき…、私が聞いたこと、上手くかわそうとしたでしょ?何かニシハルのこと…聞いたんじゃないの?」



「…………。」




「嘘はつけないタチだもんね、いっぽは…。」




ああ……、



言い返す言葉もないわ。




だって莉奈ちゃんの言う通り……。





平賀先生から、私は聞いてしまったから。





「平賀先生とは……、いつ話したの?」




「……い、一週間前……。」



「随分と長いこと…黙ってたね。」



「……そ、それは……。」



「……『それは』?」




「莉奈ちゃんがショックを受けると思って。」




「………はあ?」




「や。あのね、すぐにでも言おうと思ったんだけど……」




「……うん、今すぐ聞かせて欲しいわね。」







私はゴクリと息を飲んで。




それから……、






重い口を開いた。