その、道中。
「…………?」
私は時折足を止めては……
背後へと振り返る。
「…………?」
おかしいわ………。
また、足を止める。
……辺りを……
見渡す。
「…………妙ね。」
私が感じているもの。
それは………
まるで、久則のごとく絡まってくる……
執拗な視線。
なのになぜか………
周囲には、人っ子ひとりといない。
「………この状況は……、もしかして……?」
ある予感が………
脳裏を横切る。
「……いいえ、そんな訳はないわ。」
カブリを振って……
大袈裟なくらいに大声で槇原ソングを歌って……
「「もう恋なんてしない」〇〇〇~、言わないよ〇〇〇〇~♪」
早足で歩いた。


