……そう思うのに。
なのに素直に喜べないのは……
それはやっぱり、蟠りを残しているから…。
親友に言えないままの…秘密の恋。
それって、本当に幸せなの……?
「…………。」
本当に……
感傷に浸ってしまったわ。
「……なんの!私は今日…、プロポーズされたじゃない。」
『…その鼻水と一緒に俺が貰ってやる。(ニヤリ)』(注:おそらくいつもの冗談です)
「先生となら…、例え秘密の恋でも、幸せを築いていけるわ!」
…私らしくない。
こんな時は……、
『アレ』よ……!
私は少々埃を被ったピアノの蓋を開けると……。
「ふぅ……。」
…呼吸を整えて。
旋律を……奏でていく。
その曲……、
『英雄のポロネーズ』!!(Byショパン)
「……『プロポーズ』じゃないのが……、残念だわッ!!」
「……やかましい!!」
「!!」
多少の音のズレくらい……
気にしないで欲しいわ。
(注:不協和音はご近所に迷惑です)


