恋はいっぽから!






「……ねえ。それってある意味……、裏切り行為じゃない?」



「………。元?リーダーだしな。」



「そこ?…違くて、うちら……友達じゃん?」




「…………。」




「…コソコソ嗅ぎ回るって、サイテーじゃない?」



「……う~ん、今更?」



「…相手がいっぽじゃなきゃ迷わないよ。」




「けど。よく考えたら…、長く付き合ってる割には、あいつって掴めないよな。」



「……確かに…。何をどう考えてるのか、たまにわからないよね。」



「……。それに。マフラーの件に関して言えば、すっげーキョドってたし。なーんか臭うんだよなあ……。」



「………?」



「……三船の真相心理、興味ない?」




「……興味……、…ありますとも。」




「ならいーじゃん?あいつだって、人のこと探るばかりで…自分という人間を知って貰おうだなんて、あんましない。友達だからこそ…、好きだからこそ…知りたい。例えバレたって、三船ならそんな気持ち解ってくれるんじゃね?」



「……元々…、この調査隊結成したのもいっぽだもんね。」





「………どうやら…話はまとまったみたいだな。」




高津はニッと笑って……。




右手を差し出してきた。



私はガッチリとそれを握って……、






その、熱い掌に……、







想いを込める。






高津……。


アンタがいつか……




報われればいいけど……。











いっぽの恋の調査は……







こうして、幕を開けたのです。