「…………。」
納得できないのも…、わからなくはない。
「……ますます会わずにはいられないな。」
高津が……
納得できないのなら。
そう、
彼の為にも……!
いっぽに相応しい男か、この目で見てやりたい。
「……けど…、そう簡単に会えないとおもうけど。」
「……何で?」
「だって、奴は神出鬼没らしーから。」
「……?近くに住んでるわけじゃないの?」
「あー……。それがさ、奴はオーストラリアに住んでるんだ。」
「………はあ~?!」
調査隊、まさかの……
海外進出?!
「……会えないじゃん!」
「だからそうだって言ってんじゃん!」
「じゃあどうしてくれるのよ~、高津!」
胸倉を掴んで、無抵抗の高津をユラユラと揺すると……。
「……もしかしたら、今日本にいるんじゃねーの?」
ようやく……、
しっかりと目を合わせた。
「…あのマフラー、お前も今日初めて見たろ?」
「……確かに……。」
「宏輔さんからもらったらしいし、まさかわざわざ男モノをプレゼントなんてしねーだろ。」
「………うん。それに…、男の匂いが染み付いてた。」
「なら、正真正銘…、宏輔さん本人の物だったってことだ。」
「………。つまり……。」
「…そう。つい最近…、接触があったってことだ。」
「………!」
「俺が聞いた所によると、宏輔さんは帰国するとある程度の日数、三船の家に滞在するらしーんだ。」
「へぇ~……、って、ことは……」
「……そ。つまりは……俺らは三船の動向を追えばいいってことだ。」
「………!!」
いっぽを……
追う?!


