恋はいっぽから!





「それとも。他の男とイチャつく所を見せに来たのか?」




「…………。」




『他の男』……?





「………。そうです。」


「あ?」


「全くもってその通りです。」


「…………。へぇ~…。」




はあ~っと大きく溜め息を吐くニシハル。




不穏な空気が流れる…


二人の世界。




……二人………


ではない。







じいっ……と……




沢山のギャラリー(先生方)が……




ギラギラと目を光らせていた。





「………あ~、てか、ムカつく。」




「………?!」




途端に。



ニシハルが……


イライラMAX!!





「…先生。何があったのかはわかりませんが…、まず落ち着きましょう。」



イライラは体に良くないわ。






「…では……。はい、これ。」





彼の机の中から……



お菓子を拝借。






「どうぞ。これを食べればイライラはおさまります。私がそうでしたから。(ポッ)」




「…テメ…、いつの間に…。(なぜ照れる?)」





……おかしいわ。


眉が非常に吊り上がっている。


逆鱗に…触れたかしら。







「……三船。」




お菓子を差し出す私の腕を……




彼はガッチリと掴んだ。










「菓子などくれる余裕があるなら…少しは勉強しろや。」




「…………?!」





こ……




怖いっ!!




まさしく鬼の形相。




ハッ……!



彼は……元ヤンよ!




ヤキいれられるのね。





「浅田先生!こいつ、お借りしてもいいですか?」




………?!




「ああ。煮るなり焼くなりどうぞ。」




?!


浅田先生っ?




「…だ、そうだ。」



「………。何をする気ですか?貞操は……」



「……お前みたいなガキに手を出すほど女に困ってねーよ。」



「なっ…!」




さ……

最っ低……!!!





「…明日のテストに向けて……たっっぷり仕込んでやるよ。」




「……はい?」




「はい、そういう訳で…。すみません、進路指導室お借りします。」