「……頑張れいっぽ。」
うなだれる私の背中を……
莉奈ちゃんが優しくさすった。
「……孔明殿(莉奈ちゃん)……。なんとかそなたの力で風向きを変えて下さらぬか。」
「………。(まだ続いてるのね…)」
「どうやったら曹操(ニシハル)は……、墜ちるのでありましょう。」
「………。いっぽ。私が思うに……、奴はそうそう簡単に墜ちる男じゃあないわ。」
「それは存じております。」
「いいんじゃない?火計。すでに奴はアンタの毒牙にかかっているような気がする。」
「……!疫病でありますね!」
(注:当時曹操軍の間において、流行していたとされています)
「……?や、意味あいはともかくとしてよ。結構見物だと思うわよ?アンタとモテ男?泰人くんが仲良くなったら……彼がどう出るか。」
「………。ほほう…。」
「……一気に逆風吹いちゃったりして。」
孔明殿……!
風を操って下さるのね!
「……そうと決まれば。」
私は莉奈ちゃんとガッチリと手を組んで……。
「……早速、開始致しましょう。」
作戦名、
「めらめらヤキモチ火計の策」
スタート!!!


