恋はいっぽから!

彼は肩で息をしながら……、




辺りを見渡した。





「…………。」




並ぶ教室。

その、一番手前にあるのは……



生徒用トイレ。




彼は迷わず…


女子トイレのドアに、手を掛ける。





「…………。」




………開かない。




「……オイッ。」




ドンっと一回ドアを叩くけど……。




中からの反応は……


ない。













「……開けろよ。」
「嫌です。」



彼の声に被さって…。



返事が返ってきた。




「いーから、開けろ。」



「嫌です!」







実はこの時既に……。




ニシハルは、確信を持っていのだった。





ここの所、毎日感じていた……熱視線。




その……正体に……!