恋はいっぽから!







ニシハル先生の、一日の締めくくりは……。





「仁志先生、お疲れ様。お先に失礼するわ。」






お局様のご挨拶にて…





終わりを迎える。






彼女が帰った職員室では、




「……やっと帰ったぁ~!大した仕事ないくせにいつまでもここに留まるのヤメロってなあ?」




寺澤が大きく伸びをして……



不満を口にした。




そう、学年主任(お局)が帰らない限り……、若手は帰ることは許されない。


よって、いつもなんとなく……


帰りが遅くなってしまうのだ。







「仁志は?今日一緒飲みに行く?」




同僚と酒飲みの約束をした寺澤が、彼を誘うが……。





「…あー…、悪い。また今度。」




さらりと受け流す。








「……じゃあ、お先に。」




いつもより早く帰り支度を済ませると……。





軽快にドアを開いて…、その場を後にした。