そうなると。
彼の勘の良さが、見事に……
働き始めるのです。
「ニシハル~。今日数学聞きに行ってもいい?」
「いいけど、ちょっとだけな?今日すぐ帰るし。」
「……やった♪」
相変わらず女子生徒を従えて。
彼は……
廊下を歩く。
「……………!」
途端に……
キラリ
……と、目を光らせて。
廊下の遥か向こう側、
階段へと曲がるその角を……
じっと睨みつけた。
「…ニシハル?どうしたの?」
「……ん~?……なんつーの、…うん。ストーカーかな。」
「……?はい?」
「イヤ。こっちの話。」
彼はニヤっと笑って…。
「……あ、やっぱ今日は駄目だわ。」
「え~ッ。さっきいいって言ったじゃん。」
「ダーメ、用思い出したから。」
「なにさ~、つまんない。」
ふてくされる生徒の頭をコツンと叩いて……
「また今度な。」
必殺☆
『イケメンニシハルスマイル』。(命名:三船一歩)
ハートを射ぬかれた生徒をよそに……
彼は、何とも嬉しそうに…
微笑んでいたのだった。


