「…………??!!」
「………お前はまだまだだな。」
「い…、今……。何を…?!」
「…何って……、お礼?誕生日プレゼントの。」
「……………。」
「………あれ……?」
誕生日……、プレゼント?
「……あのぅ…、まだ何も…お渡ししていませんが?」
「……?え。太田に聞いたんじゃねーの?」
「……。宇宙人のことですか?それなら……、ここに。」
私はフクくんのすぐ側に置いた鞄の中を……
漁り始める。
「…………あっ。」
なんて……
ことでしょう。
恐る恐る、ニシハルの方へ振りかえると……
震える手で、ラッピングされたその袋を……掲げる。
なんとまあ……、
見事に。
底が………
食いちぎられている!!
ふ……、
フクくんめ~!
コレが目的だったのね?!