「………とにかく、です。今日は特別なんです。」
「………なんで?」
「………。何でって…。先生の誕生日だからです。」
「…へぇー…。」
反応………薄っっ!
「……で?」
「…『で?』とは?」
「…それとお前と、何が関係あるわけ?」
……………!!!
この男………!!
わかってるくせに……
わかりきってるくせに……、
しらばっくれる気なんだわ!!
「……と、とにかく…、教室でフクくんと対面を果たしたのもつかの間…、浅田先生に連れて行かれました。」
「まあそりゃそうだわな。」
むむっ……。
「……それで…、フクくんを連れ戻そうと探したのですが、どこにもいなくて……。その時に、職員室でお茶会していた寺澤先生とお局先生に…フクくんのことを話したんです。」
「……………。」
「あ。お茶会とお局先生の部分はスルーして下さい。蛇足でした。」
「……ふーん。」
「……その時、フクくんは実は…理事長室にいたんだそうです。その後、理事長先生が目を離したスキに部屋をでて…、行方不明。今に至るまで……家を往復したり、ごみ箱まであさったりしました。一体どこで何をしていたのでしょう?…と、いいますか…、そろそろ白状したらどうですか?」
「あ?」
「…聞きましたよ。仁志先生が事情を知っていると……。」
「また、寺澤?」
「そうです。文句ありますか?」
「……あるね。」
「…………。文句あるんですか?」
「あるね。」
「……なぜですか?」
「あ、ごめん。やっぱなかったわ。」
出たわね!
宇宙人………!!


