恋はいっぽから!

「……調査報告…。あのね、ニシハルもね…、猫ちゃん……探してたわ。」




「……え?」



「他の先生から聞いたんだから、複雑だったでしょーね。あの人もまた…、先生の中では、自分が一番懐かれてると思ってただろうし。」



「……………。」




「……それに……、よ?私らが気づいてるアンタの気持ちを…、ニシハルが気づかないと思う?」



「……思わ……ない。」




「…なら、散々誕生日だって騒ぎ立てたアンタが…、今日何もアクション起こさないだなんて…思うかしら?」




「……………。」





「…ニシハルなら、まだ職員室にいるぞ?」



「誰かさんを待ってたり…、するかもね?」







「………莉奈ちゃん、高津くん。」



「……ん?」



「もう少しで……、もう一つの大事な物を…失う所だったわ。こんなことになったけど……、先生におめでとうくらいは…言わなくちゃ。」



「……。アラ。告白は…?」



「……そ、それは……。」


「莉奈。あおんなくていーから。……つーか、とりあえず言いたいこと言ってくればいーじゃん?」



「……そうだわ。言ってやりたいが…山ほどあるんだった。」



「……そうそう、その意気ッ。(でもなぜに上から目線なの?)」




「………あの!」



「「ん?」」



「…今日は…ごめんなさい。私、ひどいことを…。」




「…は?莉奈、お前何か言われた?」


「ううん、高津こそ。」






二人は顔を見合わせて……、



首を傾げる。





「……もう……、二人共、……大好き。」






最初から……、



莉奈ちゃんとも、高津くんとも、壁なんてなかったんだわ。



なぜなら。




出会った瞬間に……



二人がそれを、ぶち壊してくれたから。









「……ニシハル調査隊、2号。」



「…はい。」



「……3号。」



「……ハイ!」



「今これをもって……、ニシハル調査隊は……解散するッ!!」




「「…………?!」」




「……なぜなら。これからは、自分の手で……掴みとりたいから。」





私は二人に敬礼して……。




「……ご苦労様でした!」




ニカッと笑う。






「……三船!その顔だ!」



高津くんが…


親指立てて…サインした。