恋はいっぽから!





放課後ー……。






秋の夕暮れは早く…、



外は既に……



オレンジ色に染まっていた。





家まで往復を繰り返して、ここまで粘ったものの……





フクくんは見つからず……。








「……きっとひょっこり現れますから、大丈夫ですよ。」






さっきまで自分が受け入れられなかった言葉を……



自身に言い聞かせるようにして、



周囲に漏らす。






「……いっぽ……。」



莉奈ちゃん達はきっと…、



掛ける言葉さえも見失っていた。




なぜならば。




さっき放った私の失言…。





二人に支えてきてもらったはずの私が……。




傷つけるような事を言ったから。






謝りたいのに……





謝れない。





素直になれない自分。






こんな時に……



私はいつも、どうしていたのだろう。