恋はいっぽから!

「……先生方……。お茶会中、大変失礼致しました。」





ピシャリとドアを閉めると。






「……なんなの、アレは!」



お局様の……ヒステリックな声が、響いてきた。








「……だからお嫁に行けないのよ。」





……おっと、こうしちゃあいられないわ。




フクくんは極度の人見知りだから……。



早く何とかしなくちゃ……!












続いてやって来たのは……、




体育館側の、体育教官室。






「…お。珍しい客……って、三船?!お前はこんな時間に…何してる!」




平賀先生が……



直ぐさま怒りの声を上げた。




「……あ?猫?」



事情を話すと……。


平賀先生は、渋~い顔した。




「久則そっくり。」



「…誰だ、ヒサノリとは。……猫か!」



「…違います。猫はフクくんです。久則は可愛くはありません。…………あ…。」



しまったわ。



「鬼の平賀」になんてことを。






「三船一歩、これにて失礼する!」






ピシャリとドアを閉めると同時に……、




今度は、竹刀で床を叩くような……



戦慄の走るような音が……



響いた。