「ねぇ……。」
莉奈ちゃんが……
いぶかしげに、首を傾げる。
「…なんかさ…、いっぽの鞄から……鳴き声しない?」
「………………!?」
な……、なんと!
ご主人様に自ら求婚の許しを?!
「マナちゃんっ?」
何故か苦笑する隊員達の視線をよそに……
私は鞄をあける。
すると………
なんと……!!!
「にゃ~ん……にゃ?」
首ねっこを捕まえて。
私は、彼………
そう。
フクくんと………
ご対面!!
「なんで……フクくんがいるのですか?」
「にゃ?」
「てっきりマナちゃんかと思いました。」
「…にゃ~~?」
「……あの……。おとりこみ中申し訳ないけど。」
「……何ですかッ?!」
………ハッ……!
しまった………。
担任の……浅田先生。
これまでほとんど関わりをもったことがないから……、
まさか、彼だとは。
「………。没収。」
「……NO~!!!」
(注:浅田先生は英語教師)
初登場で、いきなりその2文字は重いでしょう?
心の友を……連れていかないでーッ!!
「……フクくん……。」
私は……
がっくりと、床に膝をつく。
「……まさか…、猫を連れてくるとは…。」
「さすが…、三船だな。」
クラスメイトのそんな声すらも聞こえず…、
私は、闘志を燃やす。
「……フクくん…!待ってて!今助けに行くからッ!!」
思いたったら…
即!
行動……!


