恋はいっぽから!








まず知りたいのは……、



やはり先生の誕生日よね。




どうやって聞こうかしら。





「…………。」




やっぱり……



ニシハルの声を聞くと安心するわ……。
(注:数学の授業中)






さて、どうやって聞こうかしら。




どうやって……。




「……………。」





……………。







Z…Z…Z………。










あら……?



ニシハルがこっち見てるわ?



授業ほったらかして…



なぜここ(花畑)にいるのかしら……。



しかも、この満面の笑顔!




目の前で見れるなんて!





ああ……、




今なら聞ける………。





「………むにゃむにゃ…。マジカルバナ〇…♪…バナナと言ったら……」




「あ?…三船、今何か言ったか?」




「……私は英二さんと同じ日に生まれました。」




「……は?えいじさん?」




「知らないのですか、板東さんです。」




「…………。」



「……ちなみに、4月5日です。」





「…………。じゃあ次の例題を…、太田!」




「…ひぇっ、私…?!」





「……友達の尻拭いも大変だなぁ。」




「…………。」





……。゜…゜。…。゜…





「……三船、また俺の授業で寝たな?」




案の定……、職員室に呼ばれた私。



ニシハルの顔が……怖い。




「……ごめんなさい。」



これはもう……、
謝るしかないわ。




「仁志先生の声は癒されます。なんとかなんないでしょうか?」




「…………。」



予想通りの無反応ね。



「そういや…寝言で言ってたぞ。お前、板東英〇と同じ誕生日なんだって?」



「……!なぜそれを…?!」



「え。だから…、寝言だって。」



ああ……、



どこまでうっかりなの?!自分の誕生日をアピールしてどうするのよ…。




「俺も…同じ誕生日の奴いるな。」



「……!その幸せ者は誰ですか?!」



「…そこ、そんなに食いつくとこか?」



「……ハイ!」



「……じゃあ…、お前にこれやる。」



ん……?




話の流れが……


可笑しくありませんか?



「……さっき紺野先生から貰ったんだけど…、糖分でもとって次の授業に集中しろよ。」