恋はいっぽから!




「……え、それってあの……プロポーズとかいうヤツでしょうか?」



「ああ。(イラッ)どう考えてもそうだよな。」



「この星の方はマセてらっしゃるのね。まだ接吻を交わしただけだというのに…いきなり結婚ときましたか。」



「………。」



「……え。…………私……ッ?!」



「……イヤ、この流れでそうじゃなかったら可笑しいだろ。」



「……いや、そうなんですけど…、どうしたのですか、突然?」



「突然じゃ、ねーんだよ。」



「……え?」



「ずっと前から……、結婚するならお前とがいいって、そう思ってた。」



「……え……?」



「……ホラ。」



彼は私の目の前に……


キラリと光る物を差し出す。




「……誕生石は…、ダイヤ、だろ?」



そのまま私の右手の薬指に…、すとんと嵌める。




「……遅くなったけど、18の誕生日にあげようかと思って…用意してたんだ。今更だけど…、おめでとう。」




「………。あ…、ありがとうございます。」




ライトに照らされたダイヤは、それを反射させて……。




キラキラと…輝く。




「……結婚するまでの…男避け。あと、もちろんこっちも…してくれるだろ?」



今度は私の後ろに回って。



冷たい指先が…うなじに触れる。


長い髪を横を掻き分けて、彼に返したハズのネックレスが……首につけられる。




「…まだ持っててくれたんですね。」



「まあね。諦め悪いから。」


最後に、首筋にキスを落として。


「……ひゃっ…!」



驚いて振り返った私に…


また、チュッとキスをする。




後ろから抱きしめながら……



彼は囁く。





「……ところで、一歩。…返事は?」




「…………。」