「………好きです、先生。やっぱり私は……仁志日陽という地球人が…、大好きでたまりません。」
「…………。」
「いつかまた会いに来るって約束しましたが…、その時には、今度は私が翻弄させてやるって思っていました。だけど……、それでは遅い気がして。もう、誰か違う人が…貴方の側にいるかもしれない。大人になったらきっと…今みたいに勢いに任せることは…できないでしょうし……。ですから、心のどこかで覚えていていただけると…有り難いです。……ミフネ星人の呪いとして。(ニヤリ)」
「…………。」
「………では…、もうひとつの星に用ができましたので…ここらで…ドロン致します。」
無言のままの……ニシハル。
こんな告白で……
格好悪いかもしれません。
きっと困り果てた顔をしているでしょうね。
ですが……、
最も私らしい、精一杯の……告白なんです。
貴方の心に……嫌でも印象づけてしまうでしょう。
私はゆっくりと………
ニシハルの方へと振り返る。
もう……、振り返ることなどないように、
しっかりと胸に…焼き付けましょう。
「……………え…?」
彼の視線と……
私の視線とが……
絡まる。
………なんで………?
さぞかし大人の余裕で、こんな告白などサラリとかわしてしまうのではないかと……思っていた。
けれど貴方が見せた顔は……。
まるで、捨てられた仔犬のような……
寂しそうな……顔。
「………。すみませんでした、お時間をとらせて……。」
彼の瞳に……吸い込まれてしまいそうだった。
私は慌てて踵を返して。
……一目散に……逃げ出した。


