次の日には、笑って。 いつもの元気な私の完成。 だけど。 みんながいないのは、どうしてこうも味気なく感じてしまう。 思い出はこんなに近くに。 存在はこんなにそばにあるのに。 それを見つめることしかできない。 話すことも、目を合わせることすらもできない。 みんなの声を聞くと、ドクンッて心臓が縮こまる。 胸が一気に苦しくなる。 そして、また思い出す。 楽しかっただけの、無知なあの頃のことを。