急に氷蝶は、表情を引き締めた


「でさ、本題なんだけど・・俺のこと誰にも言わないでほしいんだ」


急な頼みで、男たちは戸惑った。


「えっ、どうしてですか?」


恐る恐る聞いてみたのは茶髪の男だ


「う~ん、ちょっと複雑な状況でね・・・」


氷蝶はふっと目をそらした・・・その目の中には闇が広がっていた


男たちは察して「分かりました・・・貴女とあったことは墓まで持って行きます」
と言った


「いや、そこまでしなくとも・・ありがとう・・・それじゃ」


氷蝶はまたフードを深くかぶって去っていった




「・・・・・俺たち会っちゃったな・・氷蝶に・・」

「あぁ・・信じらんねぇ・・まだ夢みたいだ」

「てか、頼みごとされっちゃったよ・・俺たち」

「なんか、すごくね?」

「あぁ、とりあえず・・頼まれたからには、ちゃんと守るぞ!」

「おう!!」

おおげさに右手を上げて声を発した赤毛に茶髪はあきれながら氷蝶の去ったあと
を見て・・(あの人は何を抱えているんだろう?)と思っていた




ウワサ・・・終わり