その笑顔がいいらしくギャルは頬を染めた。

気持ち悪い

ギャルはこっちをチラチラと上目遣いで可愛らしく見つめながら話出した。


「あたしぃ、朔夜くんにぃ話があるんだけどぉ…一緒に来てもらえるぅ?」


「…あぁ、別にいいけど?」


「じゃあ、行こっ!」


そのまま、手を掴まれグイグイと引っ張られる。

引っ張られるまま、付いて行くと人気のない空き教室に連れて来られた。

教室に入り、ギャルはそのまま扉を閉める。

ギャルが、こっちを振り向く。

夕日が差し込んでくるからか、ただでさえ濃い化粧にオレンジが混ざりまるでピエロのようになっている。

こっちをじっと見つめてくる…早く帰りてーんだけどな…


「…で?用ってなんだよ?」


「だからさ…あたしと付き合ってよ。」


………え

まだ、会ってから数時間しか経ってねーぞ……?

いくらなんでも早くね…?