◯○◯○放課後○◯○◯


朔夜side


やっぱ学校めんどいな…

でも親父に言われてるからなぁーめんどいけど《あの事》があるから行かないわけにはいけないし…

めんどくさそうに、席を立つ。

隣の緋月はもうとっくに帰ってる。

…誘ったのに来ないなんてな…さすが、クールビューティー…いや…確か一部では『氷の女王』…だっけ?

なかなかなびいてくれねぇな……

まぁ、それが一番なんだけど…

周りを見渡す。

…なんか扉んとこにあの…元隣の…えっと…名前わかんね…ギャルがいる…

どうするか…こっちチラチラ見てるし…

話しかけた方がいいのか…?

話しかけるか。

そのままギャルの方向に足を向け、その方向に足を進める。

ギャルの前に立つ。


「何か用か?」


笑顔で聞く。

自分でも吐き気がするこの笑顔。