季節は秋の中頃。

窓から見える景色は、“秋”の色となりつつあった。

緋月は、右手を頬に当て肘を机につけながら外の景色を見ていた。

この間、一年になったばかりだというのに…時間が過ぎるのは早いな…

なんて、感慨深げに思ってみたりする。

あの人と会って…もう、四年が過ぎてしまった。





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