氷の蝶

仮にこいつをオレンジ君としよう。

オレンジ君の後ろには、おそらく170センチを超えているか超えていないかの人たちがいた。

オレンジ君より、威圧的な雰囲気をまとっている。

一番背が大きいやつは赤髪の長髪でその髪をゴムで後ろにまとめている。

顔は顎のラインが細く目はあまり大きくない…目を細めて睨まれればひとたまりもないような気がする…

この赤髪の右隣りにいるのは、金髪碧眼で王子のような風貌をしている、この五人の中で二番目くらいに背が高い。

髪は、透き通るような金髪をしている…きっと地毛だろう。

左目の辺りに泣き黒子が付いている。

そしてその右斜め前には、ミルクティーのような明るい茶髪で縁が銀縁のメガネをかけてる、知的なイメージのイケメンがいた。

目は優しそうに細められており、口元には笑みが浮かんでいる。

いつも笑っていそうなやつだ。

…こういう奴って、怒る時も笑ってるんだろうなー…

………コワッ………